こんぶの展示

出汁や料理に欠かせない昆布。
その約95%が北海道で生産されており、日本の食文化を支える存在です。
しかし近年、気候変動の影響により、生産量は記録的な低水準にまで落ち込んでいます。

一方で、昆布は食材としてだけでなく、海の生態系にとっても極めて重要な役割を果たしています。
昆布の森は小魚や微生物の住処となり、海の豊かさを支える“ゆりかご”なのです。

肥料や飼料、化粧品の原料としても活用されており、その可能性はまさに無限大。
長らく“地味な存在”として見過ごされてきた昆布ですが、今こそその真価に目を向ける時が来ているのではないでしょうか。

展示時間:12:00〜15:00

  • 15時〜お持ち帰り用にカットし、配布開始します(無くなり次第終了)。ネットなどに入れて、浴槽に入れるとご自宅で昆布湯が楽しめます。ガーデニングや家庭菜園の肥料にもおすすめです。
  • 必ずお持ち帰りたい方は、DMにてご予約も可能です(入場券購入済みの方のみ / お名前をご連絡ください)

巡り巡るガイド

富本 龍徳

幸海ヒーローズ 代表 / CKO(Chief Kelp Officer 最高コンブ責任者)

コンブを単なる食材と捉えず、森林に代表されるグリーンカーボンの約5倍のCO2を吸収する温暖化対策に寄与する海藻としての機能に着目。地元漁協と連携して、海の環境保全に貢献するコンブを栽培・活用する。

環境省グッドライフアワード 環境大臣賞・環境と福祉賞 W受賞、サステナブルコスメアワード2024 審査員賞 リジェネラティブ部門、毎日みらい創造ラボ 第9期シードアクセラレーションプログラム グランプリ、第7回日経ソーシャルビジネスコンテスト ファイナリスト